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イングスシナノが新工場 電子部品や液晶加工強化 (20180619:日本経済新聞エレクトロニクス 北関東・信越)

昨日(2018.6.19)の日本経済新聞の地方欄に新棟建設に関する記事を掲載していただきました。
新聞記事の写真では 本文が読みにくいので、下記に内容を転載いたします。

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イングスシナノが新工場 電子部品や液晶加工強化 
日本経済新聞エレクトロニクス 北関東・信越
2018/6/19

 電子部品製造のイングスシナノ(長野県下諏訪町)は、本社隣接地に新工場を建設し、10月に稼働させる。総投資額は3億~4億円。同社が強みを持つプリント基板に高い密度で電子部品を取り付ける技術や、曲がった液晶の加工に対する需要が高まっていることに対応する。工場増設により生産性や物流効率を高める狙いもある。

 新工場は3階建てで、延べ床面積は約2000平方メートル。1階を倉庫とし、2~3階を作業スペースとする。既存の工場と比べ作業スペースは約5割増える。新工場ではプリント基板への電子部品の実装と液晶の加工などを手掛ける。

 同社が得意とする「ベアチップ実装」と呼ばれる電子部品の実装技術は、ICチップをプリント基板に直接取り付ける。ICチップをプラスチックなどで包んで取り付ける通常の方式と比べ、プリント基板にICチップを高密度に取り付けられる。スマートフォンやあらゆるモノがネットにつながるIoTの普及で電子機器が小型化しているため、同社の受注が増えている。

 さらに、深紫外線による滅菌や樹脂硬化などの用途で使われる発光ダイオード(LED)を、基板に高密度に実装する需要に応える。これまで紫外線の光源には安価な水銀ランプが用いられてきたが、地球環境への配慮から2020年に水銀を使用した製品が制限されるため、LEDへの置き換えが進んでいる。

 液晶の分野では、指先の動作を感知するタッチセンサーフィルムやカバーガラスの取り付けなどの加工をしている。従来はAV(音響・映像)機器やエアコンの用途が多かったが、自動車の電装化によってバックミラーやサイドミラーにも用いることが増えている。産業用機器でも操作に使用する液晶が大型化しているため、同社で設備を置く場所や倉庫が足りずに物流でロスが発生している。

 また、同社は表面が曲がった液晶にタッチセンサーフィルムやカバーガラスを張り合わせる技術を開発している。車載用はデザイン性重視のため、表面が曲がった液晶の加工が増えている。

 同社は試作の受託を主力にしているが、試作から量産にいたる製品が増えている。新工場で生産スペースが拡大することによりラインの生産性や物流を改善する。

 新工場の稼働で現在よりも受注できる規模が拡大するが、小林秀年社長は「量産ではなく、ニッチな分野で独自の技術をさらに磨いていきたい」としている。

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新聞記事;20180619日本経済新聞
新聞に掲載いただいた工事現場の写真です。本社東側の社有地に新棟建設中です。