各種ベアチップ微細実装、液晶パネル精密貼合わせ、試作から量産まで一貫受託!


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いつもお世話になっております。
さて、今回のお題は『リサイクル』についてです。

今、材料から製品を大量生産し、利用・消費後に廃棄・処分するという近代工業化以来の直線型経済が大きな転機を迎えています。ものを繰り返し使ってゴミを増やさない。生まれ変わらせて資源を枯渇させない、自然物質に戻して地球環境を悪化させない。経済活動が直線型から循環型(サーキュラーエコノミー)へと転換し始めました。

使用した製品をどの段階まで戻すかで循環ルートは大きく4つに分かれると言われています。
① 「再利用」・・製品をそのままの形で再利用しますので中古品売買などがあたります。
② 「再販売」・・製品を分解、修理などして再販売します。古民家再生や古い車のレストアなどがイメージされます。
③ 「素材再生」・・素材の段階まで戻して製造工程に投入します。アルミ缶のリサイクルなどが該当します。
④ 「資源循環」です。特にプラスチックは海洋でのマイクロプラスチック問題や地球温暖化への影響などその循環はまったなしの状況となっています。

当社は長年にわたりプリンター用インクカートリッジのプラスチック・マテリアルリサイクル(素材再生)に関わってきました。環境マネジメントシステムISO14001や産業廃棄物処分業、同収集・運搬業等のライセンスを保有し、環境保全のためのトータルなリサイクル事業を目指しています。最近も大手企業様と協働させていただき、画期的なリサイクル事業に取り組んでおります。当社の取り組みについてはホームページにも掲載してありますので、お気軽にお問い合わせください。

経営コンサルティング会社によれば、サーキュラーエコノミーの経済効果は2030年までに500兆円が見込まれるとのこと。少々大きすぎる感もありますが、例えば、循環しやすい素材の開発や製品の長寿命化、回収・分離しやすさを考慮した設計や製造への取り組みというような領域まで考え、ライフスタイル自体の変化を含めればあながち荒唐無稽ではないように思います。

先日、スターバックスでコーヒーをテイクアウトしたのですが、ストローが入っていませんでした。どういうことかと思いましたら、ストロー自体を使わずに蓋の開いたところから直接飲もうということのようです。ライフスタイルの変化を企業として提案したわけです。実際、ストローはなくても問題はありませんでした。
※スターバックスは国内全店舗で、アイスのスターバックス ラテやキャラメル マキアートなどの冷たいビバレッジ23品目を、ストロー不要のリッドで提供開始し、新たな飲用スタイルをご提案いたします。


いつもお世話になっております。
今回のお題は『深紫外線LED』についてです。

新型コロナ感染はようやく第7波が収束の兆しが見えてきましたが、今後も次々と変異株が流行するのではないかと心配であり、今後も繰り返し出現する新ウィルスをいかに除去していくかは社会全体として取り組んでいかなければならないと思います。

こうした環境下において、深紫外線光源※は空気中にあるウィルスの不活性化や殺菌が可能なことから、新型コロナウィルス感染症対策のなかで注目されています。特に、深紫外線LEDは従来の深紫外線殺菌ランプが水銀を含んでいることや、ここ数年でハイパワー化が実現してきたことから、紫外線ランプを急速に置き換えており、ある調査会社は、2025年の深紫外線光源の市場は2018年比45倍の1,300億円以上になると予想しています。(※100nm~280nmの波長の紫外線はUV-Cに分類され強い殺菌効果があります。)

ちなみに、日常的には「殺菌」と「滅菌」は曖昧に使われますが「殺菌」と「滅菌」は異なります。日本薬局方では「微生物の生存する確率が 100万分の1以下になること」をもって「滅菌」と定義しています。国際的にも無菌性保証レベルとして、10-6(100万分 の1)が採用されています。「滅菌」は法令にもとづいて規格化された語句ですので、不用意に「滅菌」と表示すると問題になる可能性があります。

当社は、可視光・紫外線LED等のベアチップ実装の試作・量産サービスを幅広くご提供しております。LEDベアチップについて言えば、最先端装置の導入によりMimi-LED(約0.1mm□)レベルへの対応も可能となっております。また、技術課題の解決相談や実装プロセスの構築相談、各種試作品・デモ用デバイスの受託なども承っております。ホームページに詳細を掲載してありますので、お気軽にお問い合わせください。

電子デバイスは最終的には各種製品に搭載されて市場に提供されますが、深紫外線LEDを空気・表面殺菌に用いるためのアプリケーション開発は、ようやく端緒についたところです。深紫外線LEDメーカーや完成品メーカーがそれぞれアイディアを反映した商品を開発・リリースしてきていますが、まだ決定的なアプリケーションには至っていない感じがしております。当社は歯科診療等(一般用途も可能)での使用を想定した試作品を開発済であり、サンプル品も用意してありますので、こちらについてもご関心があればご連絡ください。自社開発事業 | 株式会社イングスシナノ (ings-s.co.jp)

紫外線は波長によっては日焼けを起こしたり、目に悪影響を及ぼしたりします。また、有機物(プラスチックなど)に覆われた製品の表面を劣化させたりしますが、一方で、ウィルスに対する殺菌効果を持っていますし、紫外線エネルギーを活用して液体から固体に化学変化させる紫外線硬化は産業界や医療現場でも幅広く利用されています。「毒と薬は表裏一体」ではありませんが、上手に紫外線を活用していくことは今後も重要ですし、大きなビジネスチャンスをもたらすと思っています。


イングスシナノは、10月13日~15日に開催される諏訪圏工業メッセに出展いたします。

場所 : 諏訪湖畔 諏訪湖イベントホール(旧東洋バルヴ株式会社諏訪工場跡地内)

日時 : 2022.10.13(木)~ 10.15(土) 10時 ~ 16時 (最終日のみ 15時終了)

弊社ブース : D-02(ものづくり支援センターしもすわ共同ブース)

お近くの方は是非お越しください。



いつもお世話になっております。イングスシナノの戸田です。
少し間を開けてしまいましたが、今回のお題は『ICタグ』についてです。

 休日に買い物に行くと、多くの食品スーパーやコンビニのレジでは係の人が商品につけられたバーコードをひとつひとつ読み取り装置にかざしてデータを取り込んでいます。手際よくレジ打ちをする人とそうでない人では買い物客の行列の長さにだいぶ差がでますから、できるだけ要領のよさそうな人をチョイスするのも私たちの生活の知恵ですね。隣に並んだ人より早く会計が終わったりすると小さな喜びがありますが
 一方、近頃ユニクロのお店で、店員の方がカウンターに並んで会計してくれるレジがなくなっていることに気づかれた方も多いのではないでしょうか。いくつかの商品をかごに入れて、それを指定されたボックスに置くと即座に購入金額が画面に表示されます。商品を重ねてもハンガーを一緒にいれても大丈夫。この仕組みを可能にしたデバイスがICタグです。
 このように従来のバーコードの対抗技術として注目されているのがICタグでして、コンピュータシステムによる自動的な物品の認識や識別に用いられる無線通信用ICチップを内蔵した小さな荷札(タグ)のことです。半導体メモリに固有の識別番号を記憶し、外部の読み取り装置からの電波に応答して送信します。物品に取り付けたICタグと無線で更新して存在の認識や識別を自動化するシステムをRFID(Radio Frequency Identification)といいます。

 当社ではICタグの実装も行っておりますが、特にICタグのメリットをさらに高めたり、弱点を改良したりするようなチャレンジングな動きに対して、小回りを利かせられるのが当社の強みです。最先端の装置を保有し、これらの装置を使いこなす技術を以って付加価値の高い製品づくりに貢献してまいります。もちろん量産品であれば製造コストや品質管理もお客様のニーズに応えるものでなければなりませんが。

 当社は、半導体ベアチップ実装の試作・量産サービスを幅広くご提供しており、技術課題の解決相談や実装プロセスの構築相談、各種試作品・デモ用デバイスの受託なども承っております。ホームページに詳細を掲載しておりますので、お気軽にお問い合わせください。 https://www.ings-s.co.jp/

 そういえば、近くのパン屋さんではパンを載せたトレイをレジ台のところに置くと、こちらもあっという間に会計が終わってしまいます。おそらく画像認識を使ったシステムだと思いますが、無人レジという観点ではRFIDと画像認識は競合技術になるのかもしれません。バーコードにとってICタグは強力な対抗技術ですが、そのICタグも次の競合にさらされるわけです。「破壊的なイノベーションは隣から」と言いますが、今後どの技術が覇権を取るのでしょうか。


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