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イングスシナノの持つ貼合技術は、大きく分けて大気貼合と真空貼合に分けられます。
それぞれ特徴があるので、貼り合わせの内容に応じて適切な貼合技術を検討・適用しています。

それぞれの方式の概要、適用例や制約事項などを紹介します。

大気貼合


大気貼合方式は、大気圧中でローラーで2枚の貼り合わせを行う方式です。

フィルム状の部材とフィルム状の部材、剛体へのフィルム状の部材の貼り付けに適した貼合方式です。
(例:フィルムタッチパネルへの保護フィルム貼り付け、フィルムタッチパネルへのOCA貼り付け、カバーガラスへの飛散防止フィルム/低反射フィルムなど機能性フィルムの貼り付け、LCDパネルへの偏光板貼り付け)


アライメント方式は、多くの装置でカメラアライメントを行っています。
貼合材料、被着体それぞれをカメラで認識し、ステージを移動させてフィルム側からローラーをかけます。ローラーをかけることから、被着体は硬い剛体の板、フィルム側はメッシュ素材でローラーの圧力が伝わるようなステージとなっています。

カメラアライメントでは、外形認識のほか、カバーガラスの印刷開口部の認識、アライメントマークやパネル内のパターンを認識させるなど、基準点は様々に設定できます。外形からの寸法公差、画面表示部周辺の寸法公差、など、管理したい場所に合わせたアライメントを行うことができます。
対応できる認識パターンのサイズ、形状などはお問合せください。

1,000×500mmといった大きなサイズの貼合では、外形基準での貼り合わせとなります。装置精度の±0.3mmに部材の寸法公差が追加されるため、反基準面の寸法にはご注意ください。

大気貼りはローラーで荷重をかけるため、基本的には平面同士の貼合となります。
部材に凹凸がある場合、貼り付け面に凸形状があると難しいですが、反貼り付け面であれば対応が可能な場合もあります。
曲面への貼り付けは大気貼りでは難しいですが、非常に緩やかなRなど、形状によっては対応可能な場合があります。


真空貼合


真空貼合方式は、その名の通り、真空中で二つの部材を貼り合わせる方式です。

大気貼合では難しい剛体同士の貼合、曲がった部材へのフィルム貼り付けなどを行うことができます。

アライメント方式はカメラアライメントで、外形認識のほか、カバーガラスの印刷開口部の認識、アライメントマークやパネル内のパターンを認識させるなど、基準点は様々に設定できます。
アライメントに必要なパターンのサイズや形状につきましてはお問合せください。

適用例はカバーガラスとLCDモジュールの貼り合わせのほか、曲面への機能性フィルムの貼り合わせなどがあります。


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