ミニLED単灯デモセット作製
営業技術のRです。
0.1mmクラスのサイズのLEDという、なかなか見る機会のないミニLEDについて、一灯ずつ点灯させて見た目を確認できるデモセットを作製してみましたので、ご紹介します。
作ったものが、こちら。
スイッチの並んだ黒い基板の上に、白と黒の小さな四角い基板が並んでいることがわかるでしょうか。
この小さい基板の真ん中に各種LEDを搭載しています。
電流制限は定電流ダイオード(CRD)を使い、15mAの定電流です(手抜き)。
小さな基板は差し替え式になっていて、様々な比較ができるようになっています。
こちらは、パッケージ(サイズ)違いの確認ができるようにしたもの。
左から3mmの砲弾型パッケージ、1608サイズのSMD用チップLED、1005サイズのSMD用チップLED、0.2mm×0.3mmのミニLED、0.17mm×0.315mmのミニLED。白い基板に載せたものが並んでいまして、一番右は黒い基板に0.17×0.315mmのミニLEDを実装したものを差し込んでいます。
こちらは、同じサイズ(0.17×0.315mm)のミニLEDのみを並べています。
R,G,Bを並べて比較できるようになっています。
点灯させた様子が、こちら。
白基板上のLEDは、基板自体が反射板となり、より明るく見えます。
一方で黒基板上のLEDは、非点灯時に目立ちません。
それぞれに特徴があり、同じLEDでも見た目が変わりますので並べてご確認いただけるようになっています。
下の写真が、それぞれの拡大写真です。
本当は、100um×200umという、弊社が入手できた最小のLEDも並べたかったのですが、PCBメーカさんで十分に解像していただけず、搭載することができませんでした。
L/S= 3/3milというプランだったので推奨ランド間ギャップ80umはギリギリ大丈夫かな?と思っていたのですが...
以前作成したマトリクス表示の点灯基板でも、今回とは別のPCBメーカさんからギブアップ宣言を受けてしまったので、100umクラスのミニLEDは基板作製がポイントとなります(FPCやガラス基板であれば、全く問題なく基板作製できます)。
最後に、SMDパッケージ品との差をご紹介します。
私が手はんだで実装したため、仕上がりがきれいではないです...
上の2枚は1608、1005のSMDタイプ。ランド形状はメーカーさんの推奨ランドです。
ランドサイズが少し大きいため、見た目の比較には少し不利かもしれません。
そして下の写真が、170x315um のミニLED。(倍率は変更していません!)
実装端子がチップの下面にあるため、レジスト開口も最小限で済みます。このため、発光源の存在感をかなり小さくすることができます。厚さも100um程度と薄いこともミニLEDの特徴となっています。
細かいことですが、今回は乾電池駆動もできるようにしました。
乾電池もしくはUSBポートを電源とすることができます。これにより、お客様にデモセットをご紹介する際に、ケーブルの長さが足りなかったり、取り回しが悪かったりすることなくなります。
ご興味のある方はぜひ、弊社Webサイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
このデモセットの貸し出しも行っております。
ご連絡、お待ちしております。