「イングスシナノプレゼンツ2023松本山雅FCミニサッカー大会」が開催されました
11月19日(日)下諏訪町健康フィールドにて「イングスシナノプレゼンツ2023松本山雅FCミニサッカー大会」が開催されました。2021年から開いている大会ですが、今大会は諏訪地域周辺の小学1・2年生の子供たち8チーム計約40人に参加頂き、秋晴れでの開催となりました。
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11月19日(日)下諏訪町健康フィールドにて「イングスシナノプレゼンツ2023松本山雅FCミニサッカー大会」が開催されました。2021年から開いている大会ですが、今大会は諏訪地域周辺の小学1・2年生の子供たち8チーム計約40人に参加頂き、秋晴れでの開催となりました。
イングスシナノは、11月29日~12月1日に開催される 第1回ものづくりワールド(九州)へ出展いたします。
11月15日、当社で働いている外国人実習生(約30名)を対象として、諏訪警察署下諏訪交番の所長から交通安全ルールと自転車の乗り方他の基礎教育を実施いたしました。
今回のお題は、日本の半導体産業についてです。
経済産業省は2022年6月に「我が国半導体産業復活の基本戦略」(以下、基本戦略といいます)をリリースし、この戦略に則ってさまざまな政策を展開しています。当社に関係が深い部分について少しピックアップしてみました。
まず、パワー半導体についてです。基本戦略では「日本列島をパワー半導体の世界拠点に」と位置づけています。パワー半導体は、電気自動車などの世界的なグリーン投資の後押しで今後も需要が拡大すること。特に省エネ性能に優れたSiCパワー半導体は今後10年間で24倍!(3.4兆円)になることが見込まれること。激化する国際競争を勝ち抜くために国内での連携・再編を図ることで、日本全体としてパワー半導体の競争力を向上すること。そして日本を欧州、米国とならず世界の第三極の拠点となるとしています。当社もパワー半導体に関する実装案件を受託していますが、さらに技術・ノウハウを高め、最先端装置の導入も積極的に実施していきます。
当社メルマガのバックナンバーで、信州酸化ガリウムデバイス化研究会に参加していることに触れましたが、酸化ガリウムはSiC(シリコンカーバイト)よりもさらにパワー半導体の性能をアップさせることができる基板と言われおり、基本戦略でも次世代グリーンパワー半導体として、GaN(窒化ガリウム)とともに取り上げられています。
もうひとつが、最先端実装についてです。素子や電子回路の配線幅の微細化が限界に近づいていると言われるなかで、半導体の高性能化のために、一枚の基板上にロジック半導体とメモリーなどを同時に実装するチップレット技術が注目されています。このためには基板を垂直に実装する技術が必要であり、世界中のメーカーが開発に躍起となっています。日本には、世界有数の基板、材料、装置メーカーがあり、海外ファンドリーやOSAT(Outsourced Semiconductor Assembly and Test)メーカーとも連携を進めるとしています。
当社はベアチップICやLEDなどの実装を数多く承っておりますが、上記のような最先端実装にも積極的に取り組んでいく予定です。また、当社は他社の資本等が入っていない独立系企業です。あらゆるお取引先からのニーズに柔軟に対応できますので、遠慮なくご用命ください。
以下、余談です。先日、電池で駆動のアナログクォーツウォッチを購入しました。メカウォッチやソーラーウオッチなども何本か使っているのですが、クォーツウオッチは定期的な電池交換は必要ですが、多少、放っておいてもいつでも正確な時間を表示しますので、結局、一番使いやすいと思っています。ところが、近所の時計店にはほとんどアナログクォーツウオッチが売っておらす、メーカーのカタログにもめぼしい商品がほとんどありませんでした。国内外のメーカーの主流はすべてメカウォッチであり、価格も10万円以上が普通という様子です。かつて、アナログクォーツウオッチは、メカウオッチを駆逐したのですが、消費者の嗜好は、時とともに変わっていくものだと改めて感じました。
弊社のホームページにメルマガのバックナンバーをアップしてありますので、覗いてみていただければ幸いです。(T)
今回のお題は気密封止についてです。
当社のコア事業の中に「気密真空パッケージング」というテクノロジー分野があります。この技術はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems、「微小電子機械システム」)の発達を支える極めて重要なテクノロジーです。
MEMSは構造が立体的で可動部を有する点が特徴的であり、全長はミリメートル単位、その部品はミクロン単位という極小の世界です。今日ではMEMSは半導体同様にあらゆる製品の中に存在しています。もともとは自動車のエアバッグを作動させるための加速度センサーとして採用されたのが始まりと言われていますが、スマートフォンにさまざまな機能が搭載されるのに伴い、加速度センサー、ジャイロセンサー、マイクロフォン、気圧センサー等のMEMS製品がたくさん組み込まれています。スマートフォンには水晶振動子・発振器も複数個入っていますが、これらもMEMSの代表的な製品です。スマートフォンは全世界で毎年12億台以上が生産されますから、使われるMEMSの生産量も莫大なものになります。
MEMSには非常に微細な可動部があります。この可動部がきちんと作動するためには、空気抵抗を軽減しなければなりませんし、赤外線センサーでは高感度化のために気体による熱伝導を避けることが求められますので、センシング素子はセラミックパッケージの中に実装され、フタをして真空封止(窒素封止等)します。ここがしっかりと封止されないと空気が入ったり、窒素ガスがリークしたりして、期待するMEMSの性能が発揮できません。ですから、どんな技術でどのような封止を行うか、そのためにどのようなノウハウが必要なのかが、MEMSの性能を左右する重要な要素となるわけです。
当社はパッケージ実装~気密封止(シーム溶接)~グロスリークテスト~ヘリウム加圧~ファインリークテストと一貫した設備、技術ノウハウを有しており、お取引先、大学、研究機関等の皆さまからの試作・量産ニーズについて幅広く対応させていただいております。特に、最先端MEMSや特殊な半導体の性能を究極的に引き出したいという開発レベルの案件についても、お問い合わせをいただきます。
このような「気密真空パッケージング」装置や技術ノウハウを有する企業は国内にはあまり多くありませんし、当社は試作・少量多品種の量産を始めとして、お客様のさまざまな技術的なご要望にも柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
以下、余談です。しばらく前に警備保障会社が提供している「見守りサービス」に加入しました。家の中に人感センサーを設置して、離れたところに住んでいる実家の親などの安否をリアルタイムで確認できる仕組みです。確実に動きが把握できるところ(例えば、トイレの前など)にセンサーを設置し、スマホでいつでも動きの有無を確認できます。また、センサーに12時間反応がない場合は、警備員が実際に訪問して安否を確認してくれます。警備保障は不審者の侵入を感知するのが基本のビジネスモデルですが、家の中に動きがないことを感知して事業化にするという逆転の発想力に感心します。(T)
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